旅行記第56弾　2006/01/01

2006/01/01(3/3)

青森での停車時間を利用して飲み物を購入。駅構内は寝台特急「あけぼの」は昨年の１２月、羽越本線での脱線事故の影響で運転を取りやめているとの放送が流れていました。

向かいの秋田行き普通電車が過ぎた後はホームは閑散としていました。 駅構内から見える青森ベイブリッジ。この時間は「緑」に変わっていました。

青森から進行が変わり、座席の向きを変えます。真っ暗なので何も見えません。津軽線は単線でちょっと走ると上り列車と行き違いを行います。次の蟹田は小さな駅で、昔は特急列車が大半が通過していくのですが、今は快速「海峡」の名残か停車する列車も増えています。運転手もここで交代、津軽海峡線に入ってからは複線となりスピードも上がります。大小９つのトンネルをくぐると青函トンネルとアナウンスがあり、トンネル内は明るいランプが走り去ります。一番の海底部分は青と緑のランプが交互に行き交うようですが、もうこの辺まで来たら寝てしまいました。

　気づいたらトンネルは抜けて北海道に来ているようで、最初の停車駅知内を出たところでした。その後木古内を過ぎて海沿いを走り、終点函館に到着。

この時間ともなると正月と言うこともあってか、あまり開いているお店がありません。せっかく函館に来たのですから何か美味いものと思っていたのですが…。思いっきりお店が限定されてしまいます。とりあえず、駅周辺を探し開いているお店を探しましたが…。

寝台列車まで時間があるためベイエリアと呼ばれる周辺を散策します。

函館明治館はライトアップされているのの、営業はされていませんでした。ショッピングモールのようです。この建物、元は函館郵便局として使われていたようです。（付近の看板より）
『金森赤レンガ倉庫』と呼ばれる一体は、その名の通り赤煉瓦の倉庫が建ち並びます。夜はライトアップされて綺麗です。雪も本格的に降り出し決してノイズが入っているわけではありません。
車通りもあまりなく、時折観光客が通るくらいです。倉庫を利用しておみやげ屋やレストランなどが入っているようですが、正月なので営業していませんでした。

【行程】

７．江差・津軽海峡・津軽・東北本線：函館22:42−寝台特急 北斗星82号→10:15上野

再び駅に戻ります。駅前は綺麗に整地されていました。前回訪れた時はまだ工事中だったのですが。丁度改札が行われておりタイミングよくホームに行けました。カメラを構える人が多く、ディーゼル機関車＋寝台列車を撮影するのも困難です。あれこれしているうちに出発時刻は近づき、慌てて乗りました。

車内はほぼ満員。同じようなキップを持っている人が大半なのでしょう。検札を終えた後はぐっすりと眠りに就きました。以外と車内は静かで騒音に悩むことはありませんでした。

睡眠中

明け方6時過ぎに目を覚まし、外を見ると新幹線が走っており、付近は雪景色。仙台を過ぎて福島に向かっている途中のようでした。6時30分頃になると食堂車での朝食の準備が出来たようで、アナウンスがありました。せっかくなので利用しようと向かうと既に満員。並んでいると実は順番待ちで名前を書いてくれとのこと。はじめからそう案内してくれればいいのに…。よくあるレストランの順番待ちと同じです。ロビーカーで待つことしばらくして座れたのは郡山を過ぎてからでした。朝食は別に予約制ではないのでこの辺はしっかりとアナウンスして欲しいところ。販売員2人だけで朝食の運び出しやオーダ取ったりして切り盛りをしているようですので、大変そうですね。車内販売を行わない（行えない？）わけが解ります。

　和定食・洋定食共に1600円と高額。並んでらちがあかない人は弁当を購入していっているようでした。そっちの方が安上がりと言ってしまえばそれまでなのですけどね。思ったより出てくるものは多く、それなりの値段はするのも頷けるのですが。

黒磯を通過するとおなじみE231系や211系などとすれ違います。周りに降り積もった雪も次第になくなっており、栃木県に入った辺りになると雪も見あたらなくなりました。

宇都宮に停車。周りに停まっている電車はE231系ばかり。旅としては味気ない車両です。その後もスピードをあげ、車庫のある小金井を通過。次第に住宅地が見えてきます。

しばらくして一眠り。目が覚めた頃には大宮に到着しており、隣には京浜東北線が添って走ります。

赤羽手前で京浜東北線を追い抜き、やがて上野に到着します。ここまで定刻に運転されてきたことには非常に運がよいとしか言いようがありません。連日大雪でダイヤが乱れていて、正月もそうだったらどうしようかと思っていたのですから。

最後は上野駅で記念撮影。ここが一番ギャラリーが多かったように思えます。出来るだけ人がいなくなるのを見計らって撮影するのは困難です。

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